常盤：虫歯治療の流れについて教えて頂けますか？

院長：まず、最初の来院時に虫歯の深さや大きさを確認します。必要ならばレントゲンを撮ることもありますよ。浅い虫歯ならその日に削って詰める治療で完了します。

常盤：その浅い虫歯というのは、どの程度でしょうか？

院長：下の図でいうと、C1と、C2のごく初期の段階までの虫歯の場合です。

常盤：C2の初期以上の深い虫歯の場合はどうのような治療になりますか？

院長：すでに神経まで虫歯が到達していれば歯の神経を抜かなければいけません。
そうでない場合は、一度キレイに虫歯を取り除き、仮の詰め物（歯科用セメント）で元の形に戻します。次の来院時に「痛み」や「歯がしみる」などの症状があるかないか、それは見える場所なのかなどを加味し、神経を抜くか、被せ物にするか、銀歯にするか、などを患者さんと話し合いながら治療方針を決めていきます。

常盤：一度治療して被せ物をした歯が、また虫歯になることもありますか？

院長：ありますよ。同じ歯でも違う箇所に虫歯ができたりします。基本的に金属部分以外は虫歯に成りえます。なので口の中の管理が悪いままであれば、また虫歯になりやすいですね。

常盤：口の中を上手に管理（虫歯を予防）するにはどうすれば良いのでしょうか？

院長：食習慣や歯磨きなどの日々のメンテナンスと、歯科医院でのプロフェッショナルケアが大事です。プロフェッショナルケアとは、歯科医院で受ける専門的なクリーニングと、定期的な虫歯チェックのことです。定期検診で虫歯が早期に発見できれば、歯を必要最小限に削るだけで虫歯の修復が可能ですからね。