お子さんの歯について
相談者:子供が歯を磨かせてくれない(磨かない)ので困ってしまうのですが。
副院長:食べたら「歯を磨こうか」と言って、嫌がるなら「しょうがないね」で良いんです。
そのかわり寝る前はちゃんと磨こうね、と約束する。
泣いて嫌がる子供に毎回磨かせなくても良いんですよ(^^)
相談者:子供が虫歯にならないためには、歯みがきが一番大事ではないんですか?
副院長:歯みがきももちろん大事ですが、食生活やそれ以外の環境も大きく影響してきます。
元気な食事、そしてしっかり噛んで育つこと、さらに、お母さんが笑って子供達も笑顔になる食卓があることが大切です。
また、子供が虫歯になってしまった事を、悪い事とは思わないでほしいのです。
こんなに一生懸命磨いているのに虫歯になって、とイライラするのではなく、肩の力を抜いて頂きたいですね。
相談者:そうなんですね。今まで泣いても無理矢理歯みがきをさせていました。
副院長:忙しいのに毎回頑張って歯みがきをさせてるお母さんは、少し残念な気持ちになるかもしれませんが、子供が泣きながらでは正しいブラッシングは身につきません。
にこにこ笑って正しいブラッシングが身についたほうがお母さんもお子さんも嬉しいでしょ?それに、年齢に合わせたブラッシング方法もありますよ。まずはブラッシング指導を受けてみましょう。
相談者:小さい子供の、虫歯になってしまった歯は治りますか?
副院長:年齢に合わせて歯の治療はできます。でも治しても環境が変わらなければまた虫歯になりますよ。なので先に述べたように、正しいブラッシングと生活環境を大切にしてください。
また、フッ素を塗るのも効果的です。
食べ物の磨き残しであるプラーク(歯垢)の成長を抑制してくれますので、当院に通っている子供さんにはフッ素をおすすめしています。
相談者:何かおすすめのおやつはありますか?
副院長:顎の成長にはスルメやサキイカみたいな、噛み続けられるものが理想的です。虫歯抑制にもなりますので、できるだけしっかり噛めるものがおすすめですよ。
WHO(世界保健機関)の調査によると、子供の虫歯が少ない国は発展途上国なのです。逆にいつでも物が食べられる国は虫歯が多いんです。
おやつやジュースをいつでも食べっぱなし、飲みっぱなしにするのではなく、おやつや歯みがきの時間はしっかりと決めるなどして下さいね。
相談者:子供の歯のために、他に気をつけることはありますか?
副院長:とにかくお母さんが笑顔でいることです。
子供の口の中にはいろいろな性分がありますので、虫歯になりやすい子もいます。子供は一人ひとり違いますから、よそのお子さんとの比較は必要ありません。
それよりも笑顔で正しいブラッシングを心がけ、いつの日か自分で正しく磨ける子に成長するよう支えていてあげて下さい。
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